ガーネットといえば1月の誕生石
     実は40種類以上あり、色も色々・・・



  ガーネットはGARNET/日本名ざくろ石。
 フランス語ではグルナ、ラテン語ではグラーヌス(ざくろ)が語源。
 人類が宝飾として用いた最古の石の一つと言われ、ガーネットという星もあります。
 ガーネットには40種類以上あり、一つの宝石名称ではありません。
 大きく分けて、7種類のガーネットの総称と考えてよいでしょう。


 アルマンダイト・ガーネット

  一般的に「ガーネット」と呼ばれている宝石がこの石で、色は暗赤色、濃い赤があります。
  ときには紫がかって黒に近くなります。
  また特徴として、ルチル(酸化チタンの結晶)の針状内包が見られ、
  4条のスター(十字スター)効果を示すこともまれにあります。


 ロードライト・ガーネット

  この後で述べるパイロープ・ガーネットとアルマンダイト・ガーネットの中間の成分を含み、
  パイロアルマンダイトとも呼ばれています。
  色は血の赤、褐色を帯びた赤、紫がかった赤などですが、
  一般的に色調はアルマンダイトより明るいのが特徴です。


   パイロープ・ガーネット

  ルビーに似ているのが特徴ですが、一般的にルビーより暗い赤色をしています。
  ケープ・ルビーとかアリゾナ・ルビーとして、海外で売られている事があります。
  ルビーの価値はありません注意しましょう。


 アンドラダイト・ガーネット

  透明でクロム分を含み、緑色に輝く石は、デマントイドと呼ばれ、
  ガーネットの中では最も希少価値があります。
  他の色として黄色、グレー、黒などがあります。


 グロッシュライト・ガーネット

  ガーネットグループのうちでは最も変化に富んで、半透明のグリーンの石は、ヒスイによく似て、
  なんとも言えない美しさがあります。

 *その他の種類については、(ガーネット)をご参照下さい。

 日常の手入れと注意点

  比較的丈夫な宝石ですが、熱湯・衝撃・超音波洗浄は避けましょう。
  (宝石について気をつけること参照)