宝石たちの多くは、カットや研磨によって
               華やかにデビュー・・・



  ★カッティングの歴史

 カッティングの起源は、河原などで自然に磨かれた石を楽しんでいた事が始まりで、
 原始時代は、より硬い石や草砥で削り磨き、形を整えて愛用していたようです。
 数千年前のバビロニアの頃から宝石のカッティングや彫刻する技術が始まり、
 15〜16世紀になって宝石のカットが重視され、研磨師はたいへん優遇され、
 カッティング技術が飛躍的に向上しました。
 動力が手動からスチームそして電気に変わりましたが、
 その頃の研磨技術が現在の基本となっています。

  ★宝石誕生とカッティングする意識

 ダイヤモンドや五大宝石を始め、多くの宝石(原石)たちは、
 地球誕生に深く関係して超高温・圧など複雑な条件により数億年以前に誕生しています。
 地球上の地殻変動などにより、億単位の年月を経て、
 採掘可能な深さまで隆起した母岩(原石が含まれた岩石)から
 採掘されます。それらの原石の殆どは、ただの鉱物結晶や石ころ状で見いだされ、
 発掘された鉱物たちが、伝統技術と洗練された職人たちの技によって理想の形状を追求し、
 カットと研磨を施し、石が潜在的に持つ、輝きと色の美しさなどを
 最大限に発揮させることにより、素晴らしい宝石として誕生するのです。

  ★主なカットの種類

   [カボッションカット]

  このカット法は古い歴史がありますが、
  現在でも宝石の種類によっては欠かせないカット法です。

  [ステップ・カット]

  [ブリリアント・カットの変形](ファンシーカット)

  [ラウンド・ブリリアント](各カット面の名称)と、(結晶からのカッティング工程)

  最高の屈折率を持つダイヤモンドに適したカット法で上方から入る光を
  均等により100%近く反射させることが理想です。


>>関連項目:カットの種類