■誕生石は国によって異なる■

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▼誕生石の言われ ▼アメリカ式の誕生石
▼イギリス式の誕生石 ▼フランス式の誕生石
▼日本の場合は


☆誕生石の言われ

誕生石の起源は古く、聖書の時代にまでさかのぼるといわれています。
初期には魔よけなど、主に護符として携帯することの多かった宝石を
1年12ヶ月に割り当てて、月々の宝石を身に付けると
幸運が訪れるといった信仰が生まれました。

しかし後半、宝石が高値なものになりすぎたために、
自分の生まれ月の宝石だけを身に付けるという風習に変わってきたのです。

宗教的な意味合いは失われたものの、
それを身に付けていると、”幸運が訪れる”というジンクスだけは
現在もしっかりと根付いています。

誕生石の決め方は、宝石産業を中心につくられたものが基本になっていますが、
国によっても差異があります。

☆アメリカ式の誕生石

1912年に、アメリカ宝石組合が発表したものが、
現在の誕生石の基準になっています。

●1月・・・・ガーネット

●2月・・・・アメシスト

●3月・・・・ブラッドストーン

●4月・・・・ダイヤモンド

●5月・・・・エメラルド

●6月・・・・真珠またはムーンストーン

●7月・・・・ルビー

●8月・・・・赤縞めのうまたはペリドット

●9月・・・・サファイア

●10月・・・オパールまたはトルマリン

●11月・・・トパーズ

●12月・・・トルコ石




☆イギリス式の誕生石

1937年に、イギリス貴金属組合が発表したものが、
現在の誕生石の基準になっています。

●1月・・・・ガーネット

●2月・・・・アメシスト

●3月・・・・アクアマリンまたはブラッドストーン

●4月・・・・ダイヤモンドまたは水晶

●5月・・・・エメラルド

●6月・・・・真珠またはムーンストーン

●7月・・・・ルビー

●8月・・・・赤縞めのうまたはペリドット

●9月・・・・サファイアまたはラピスラズリ

●10月・・・オパール

●11月・・・トパーズ

●12月・・・トルコ石


イギリス式では、色を限定しているものもありますが、ここでは省略します。


☆フランス式の誕生石

ルイダ・タルク女史が制定したものが基準なっており、
それぞれの誕生石に”石言葉”が添えられています。

●1月・・・・ガーネット(忍耐)

●2月・・・・アメシスト(真実)

●3月・・・・ルビー(勇気、正義)

●4月・・・・<上半月>サファイア(後悔)<下半月>ダイヤモンド(純真)

●5月・・・・エメラルド(幸福)

●6月・・・・白めのう(長寿、健康)

●7月・・・・紅めのう(心の満足)

●8月・・・・赤縞めのう(夫婦和合)

●9月・・・・貴オリピン(転換)

●10月・・・アクアマリン(不幸)と真珠(希望)

      ---この月の誕生石は、吉凶が相殺されている

●11月・・・トパーズ(繁栄)

●12月・・・トルコ石(親愛の兆し)マラカイト=孔雀石(計画の実現)



☆日本の場合は

欧米の慣習に倣って日本でも誕生石が取り入れられ、
現在では昭和33年(1958年)に全国宝石組合が決定したものが定着しています。

●1月・・・・ガーネット

●2月・・・・アメシスト

●3月・・・・珊瑚またはアクアマリン

●4月・・・・ダイヤモンド

●5月・・・・翡翠またはエメラルド

●6月・・・・真珠

●7月・・・・ルビー

●8月・・・・めのう

●9月・・・・サファイア

●10月・・・オパールまたはトルマリン

●11月・・・トパーズ

●12月・・・トルコ石またはラピスラズリ


3月に珊瑚を入れたのは桃の節句に相応しいように、
5月の翡翠は新緑の季節に合わせたものですが、エメラルドが少ないせいもあります。