■アクアマリン■


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▼アクアマリンの青は海水の色 ▼青色のトパーズと混同されやすい


☆アクアマリンの青は海水の色

 アクアマリンは、エメラルドと同じベリルという鉱物で、
 ベリルが緑ならばエメラルド、水色であればアクアマリンになります。
 しかし、同じ鉱物とはいえ、エメラルドとアクアマリンの価値判断には、
 かなり対照的なところがあります。

 まず、エメラルドにはインクルージョン(内包物)や傷が必ずあり、
 これが本物の証拠として喜ばれたりしますが、
 アクアマリンでは、内包物や傷の入っているものは価値がぐんと下がります。
 アクアマリンは、あくまでも透明で無傷のものが尊重されるのです。

 アクアマリンの「アクア」は水、「マリン」は海ですから、
 アクアマリンは「海の水」ということを意味します。
 海水の青を内に秘めたこの石は、
 もちろん色の濃いほうがより価値があがります。


  ☆青色のトパーズと混同されやすい

 アクアマリンの主産地はブラジルですが、
 産出量はエメラルドに比べてはるかに多く、
 かなり大きなものもほりだされています。
 したがって、エメラルドよりも値打ちがやや低くなります。
 また、エメラルドと同じ場所ではほとんど産出されないのも、
 おもしろいことです。

 アクアマリンによく似たものは、青のトパーズで、
 産地プラジルでもしばしば混同されています。
 また、合成スピネルのアクアマリン・タイプも酷似しており、
 注意が必要です。