■ 水晶−Rock crystal ■


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▼「アメシスト」は紫水晶の別名 ▼有色水晶の別色

▼人気が高い「ライト・アメシスト」 ▼日本では産出されなくなった水晶


☆「アメシスト」は紫水晶の別名

 水晶は、色の豊富な宝石の一つで、
 2月の誕生石として知られているアメシストは、紫水晶のことです。

 ふつう「水晶」といえば、無色透明のもの指し、
 有名のものと区別するために「白水晶」と呼ばれることもあります。

 アメシストの例のように、有色のものはそれぞれの色によって別の名がつけられています。
 どれも色彩が美しく、値段のほうも手ごろなので、
 多くの水晶ファンに親しまれ、愛されています。


☆有色水晶の別色

 色の違いによって、つけられている名は、次のとおりです。

○黄水晶・・・シトリン

○茶水晶・・・スモーキー・クォーツ

○紫水晶・・・アメシスト

○紅水晶・・・ローズ・クォーツ

○緑水晶・・・グリーン・クォーツ

○青水晶・・・ブルー・クォーツ

○黒水晶・・・カンゴーム(あるいはモーリオン)



☆人気が高い「ライト・アメシスト」

 アメシストは、昔から半貴石の中では最も愛好されつづけている宝石です。
 日本人には紫色を尊ぶ伝統的な風潮があり、
 値段もてごろなため、万人向きの宝石となっています。

 西欧諸国でも、ワインの色に似ているところから、
 悪酔いを防ぐ宝石として信じられ、多くの人々に愛好されてきました。
 ウラル山脈から産出されたものが最高の色とされています。

 量的には、プラジル産が最も多く、それに次ぐのが南アフリカ産のものです。
 とくに色が薄く、透明度の高いものは「ライト・アメシスト」と呼ばれ、人気が高まっています。


☆日本では産出されなくなった水晶

 無色透明の一般の水晶については、
 英語のクリスタル(正しくはRock crystal)の名で知られています。
 日本では昔から山梨県で産出され、長く親しまれてきた宝石で、
 置物や印鑑、その他のものに盛んに用いられてきたました。

 しかし、乱堀がたたって最近ではほとんど産出されなくなり、
 現在では、主として南米のチリから輸入されています。

 なお、水晶の結晶中にトルマリンなどの他の鉱物が内包されて、
 それが針状を示しているものは「針入り水晶」として珍重され、
 クローライトのような緑色のものが内包されて草状に見えるものも
 「草入り水晶」として喜ばれています。