■ ジルコン−Zurcon ■

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▼ホワイト・ジルコンは脱色したもの ▼指輪などの「取り巻き石」に使われる


☆ホワイト・ジルコンは脱色したもの

 ジルコンの赤いものは、欧米ではとくに「ひやしんす」と呼んでいます。

 日本では、赤いものにかかわれずジルコン全般に
 「風信子(ヒヤシンス)石」という和名を当てています。

 ジルコンには赤のほかに無色、黄、だいだい、褐色があり、
 最も産出の多いのは褐色のものです。

 無色透明のものはダイヤモンドに似ていて、よく代用として使われますが
 「ホワイト・ジルコン」は、褐色のものを熱処理によって脱色させたものがほんとんどです。
 また、別のタイプのものにグリーン・ジルコンという青色系統の宝石があります。

 これは、天然の原石を用いたものではなく、
 熱処理によってアクアマリンに似た美しいブルーの色をつくり出しています。


☆指輪などの「取り巻き石」に使われる

 前に述べたホワイト・ジルコンは、屈折率の高さから光輝が強く、
 そのためダイヤモンドの代用として、指輪などで、
 ほかの色のある宝石の「取り巻き石」として使われています。

 また「マタラ・ダイヤモンド」などと、
 ダイヤモンドの名を冠した偽りの名称で呼ばれることもありますので、
 間違わないようによく気をつけてください。

 主な産地は、カンボジア、ラオス、タイ、スリランカ、ビルマなどです。