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▼4Cで決まるダイヤモンドの価値 ▼4Cとは ▼カラット数の高い優良品は財産に! ▼ダイヤモンドの高度は宝石の中で最高 ▼「ファイア」は美しいに虹の輝き ☆4Cで決まるダイヤモンドの価値 ひと口にダイヤモンドといっても、その価値には大きな開きがあります。 1カラットで数百万もするものがあるかと思えば、1万円も満たないものもあります。 その値打ちの開きには、まさに雲泥の差ががあるといえるでしょう。 このような品質による「雲泥の差」を、何によって計り、 それぞれの価値を決めていくのか、つまり、 どんなファクター(要因)に基づいて価値評価を明確に判定し、 グレード(等級)でけがなされるのかというと、 それは次の4Cと呼ばれるグレード基準の総合によって行われています。 @ カラット(Carat) A カット(Cut) B カラー(Color) C クラリティ(Clarity)
☆4C(カラット、カット、カラー、クラリティ) @カラット・・・宝石の重量を示す単位で、 1カラット(1ctは、200ミリグラム=0.2g)に相当します。 カラット数の高いもの、すなわち重量のあるものほど希少性があるので、 価値が高くなります。 Aカット・・・ダイヤモンドの原石が研磨されて仕上がった形も重要です。 ダイヤモンドの生命ともいうべき美しい輝きは、 理想的な形から生まれてきます。 現在ではほとんどが58面体の「ラウンド・ブリリアント」 にカットされています。 しかし、カットも時代によって流行があり、 最近は長四角形、オーバル、ペアシェープと、 ハート形などの「ファンシー・カット」にも人気があります。 Bカラー・・・無色透明なダイヤモンドにも、実際はわずかな色があり、 その色合いの程度によって、グレードが決まります。 優れたダイヤモンドほど清澄で、しかも白色の度合いが高く、 強い輝きを放っています。 Cクラリティ・・・これは、透明度のことで、 無きずのダイヤモンドはきわめて少ないのですが、 それでも傷は少ないことにこしたことはありません。 傷が多ければ多いほど透明度は低くなります。 又その傷も、位置や大きさ、数、 目立ち方などによって価値が違ってきます。 例えば、傷が石の真ん中にあるものは、 端のほうにあるものより価値が下がります。 さらにカーボン(黒い炭素の部分)があると、価値はもっと下がります。 ☆カラット数の高い優良品は財産に! 4Cによってグレードづけされた結果、 優良品として認められなかったダイヤモンドは、 色が濃すぎたりカットがやや粗雑だったり、そのほかのいろいろな欠陥があります。 そのような二流品、三流品のダイヤモンドの価値は、 優良品に比べて何分の一でしかありません。 また、売買のほうもスムーズに行われていないのが実情です。 二流品、三流品のものを手に入れたとしても、 求めるときには割高につき、いざ処分するとなると、 きわめて廉価で、持っていても値上がりも期待できません。 つまり、財産性が低いのです。 ダイヤモンドを財産と考えるならば、ぜひとも優良品を求めるべきです。 輸入されているダイヤモンドはほとんどが優良品と表示されていますから、 あまりうまい話に飛びつかないように注意して、 信用のある宝石店を通して買うようにしてください。 優良品は国際的にも価値が確固としていて、国による値段の開きはあまりありません。 財産としてみた場合、1カラット以上のものが望ましく、 欲を言えば、2〜5カラットぐらいの産出量の少ない大きなめのものを求めるのが理想です。 ダイヤモンドは価値の高いものほど、その値上がり率も高くなっていきます。 ☆ダイヤモンドの高度は宝石の中で最高 ダイヤモンドの語源は、ギリシャ語の「アダマス」に由来し、 その言葉の意味は「侵すことのできない」というものです。 まさしく、ダイヤモンドのたぐいまれな硬さを表徴しています。 日本名では、金剛石と呼びますが、この言葉の「剛」も硬さの表現です。 宝石の硬度は、通常は「モース硬度」で表します。 19世紀初めのドイツの科学者フリードリッヒ・モースによって考案された 硬度計で計測する数値が「モース硬度」で、 より硬いものから10度〜1度の10段階で示されています。 ダイヤモンドは、このモース硬度の最高の10度で、 次いでルビー、サファイアの9度、3番目はアレキサンドライト、 キャッツアイなどの8.5度、さらにはエメラルド、 トパーズなどの8度と続きます。 反対に低いほうは真珠、サンゴの3.5度、 最低は滑石の1度で、これなどは爪だけでも簡単に傷がつきます。 ☆「ファイア」は美しいに虹の輝き ダイヤモンドは「ファイア」と呼ばれる美しい虹色の光を放ちます。 これは、ダイヤモンドが理想的なブリリアント・カットに研磨されてるためです。 もし、このファイアが見られなければ、それはダイヤモンドではないか、 カットが非常に悪いかの、どちらかでしょう。 見事にプリリアン・カットされたダイヤモンドは、 58面のファーセットから七彩の虹色の輝きを放ちますが、 研磨されたそれぞれの小面は、どれもこれも正確な形状をしていて、 大小の配置も美しく整えられて均整がとれています。 その均整が巧みにとれているものほど、 最高のカッティングであることはいうまでもありません。 ダイヤモンドは天然石の中でいちばん光の屈折率が高く、 そのために美しいファイアが現れます。 人造ダイヤである合成ルチルは、屈折率がさらに高いにもかかわれず、 ファイアが強すぎて美しい虹色にならず、輝きに上品さが見られません。 ≪ファイアの原理≫
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